9/30 山梨県動物愛護デーイベント
山梨県甲府市の山梨アイメッセにおいて、今年も動物愛護デーのイベントが開催されました。(11/23更新)


 9月30日に山梨県甲府市の山梨アイメッセで動物愛護デーのイベントが開催されました。

 親子連れやペット連れで会場はにぎわい、会場内にある芝生広場では警察犬によるアジリティーやにおいの嗅ぎわけ等の模範演技、豪華商品のある動物○×クイズが行われ、大人から子供まで楽しんでいました。

 帝京科学大学からも伴侶動物行動学研究室(加隈研究室)による犬のおもちゃ等について分かりやすく説明したブースと、ペットの健康・飼い方・法律について聞ける飼育相談コーナー、動物介在教育(AAE)研究会によるハムスターについて楽しく勉強のできる箱庭づくりのブースを出展していました。私も改めて動物の勉強ができて新鮮な気持ちでした。

 他にも子犬子猫の里親募集のブースや、ふれあいコーナーのブース、ボランティア活動について紹介していたブース等があり、人と動物の関係を考える良い機会となりました。

 また、このイベントの特徴は、なんとマイクロチップの無料装着サービス(100頭分)が実施されていることです。動物福祉という考え方の普及のために、行政の方が本腰を入れ始めていることがうかがえ、うれしく思いました。

 このイベントは参加者が多く、一般の人々の動物に対する関心の高さがうかがえました。こういったイベントを通じることによって、より多くの人々に動物への理解と関心を持っていただけると嬉しいです。(ナミちゃん)


 私は富士・東部保健所の方のもと、多頭飼育問題についてのブースをお手伝いさせてもらいました。私たちもパネル3枚を作り展示させて頂きました。当日はブースを見に来た人たちに説明をしたり「なぜこのようなことになったのか?」などの質問に答えたりしていました。「多頭飼育問題」という言葉は知っているけど、詳しくは知らないという人が多かったことが印象的でした。また「かわいそう」「無責任だ」という感想を持った人は多かったです。

 ブースでは多頭飼育現場の「クランク」という犬に登場してもらいました。保健所の方が選んだ子だったのですが、犬に凄く反応しケンカ早く、マーキングも多い子だったので少し心配でした。だけど当日は思っていたよりおとなしく、人は大好きなので愛想をふりまいていました。「この子現場の子なの?普通にかわいい」という人がいて、やはり偏見も少しあるのかなと思いましたが、これを期に理解を広めていきたいと感じました。多頭飼育問題を知ってもらう一歩になったと思います。

 全体としては譲渡会やしつけ相談室など様々なブースがあり、その中で得るものや考える事も多く、いい体験をさせて頂きました。動物に興味ある人は一度参加してみるといいと思います。(えりちん)

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