6/3 第34回比較心身症研究会

 6月3日(土)に白百合女子大学にて、第34回比較心身症研究会が行われました。(8/26更新)


 1990年代、動物と人間との相互関係についての研究が始まった頃、動物と人が親密に生活することで人間に安定した精神状態が作り出される反面、動物が精神的に疲れたり、心因性疾患になることもあることが報告されるようになりました。この現象が人の母子関係においておこる問題と非常に類似していることに注目し、比較心身症研究会が発足したそうです。

 今回の研究会のプログラムは、一般演題、ポスターセッション、特別講演、シンポジウムで構成され、本学の先輩方も多く参加していました。一般演題では、発表者はパワーポイントを用いて聴講者に自分たちの研究を発表し、発表後には質疑応答がありました。ポスターセッションは自分たちの研究の調査結果を1枚の大きな紙にまとめ、それを展示し来場している人が自由に見て回れるというものです。研究内容についての質問には展示してあるポスターの前にそれぞれの研究チームの代表が立ち、応答をしていました。また、「子どもと環境教育〜自然体験学習を中心に」という演目で、本学の伊澤紘生教授が特別講演を、シンポジウムでは「動物コミュニケーションの自然誌」という演目で藪田慎司講師も講演を行いました。

 今回の研究会に参加してみて感じたことは、大勢の人の前で自分たちが行った研究結果を堂々と発表する先輩方を見ていて、私もいつか学会などで発表できる研究などをしてみたいなと思いました。みなさんも自分の興味のあることや好きなことから、良い研究材料が出てくるかもしれません!そこから、研究会などで発表してもおかしくない研究成果が生まれれば素敵ですね☆

 また、この研究会は朝早くから、本学の花園誠助教授率いるAAE研究会と「風の子フースケ」のメンバーの方たちが準備を行ってくださいました!発表者の方々はもちろんのこと、すべての準備を少人数でしてくださった花園先生、AAE研究会と「フースケ」のメンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした♪

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